生まれてはじめて経験する規模の地震。
新宿近郊のオフィスビルで打ち合わせをしている最中だった。
最初に大きくなく横揺れ。
そして数十分後に大きな縦揺れ。
縦揺れもはじめて経験した。
ニュースなどの体験談では「突き上げられるような縦揺れ」とよく表現されるが
まさにその通りだった。
都内の電車各線は即座に運転停止。
1時間程度で帰宅できる距離だったので帰りは徒歩で帰った。
道路は大渋滞を起こし、バスを何台も追い越したから
徒歩の方が明らかに早かった。
普段は人通りなどまばらな通りも、昨日はとんでもない人数が歩いていた。
下り方面に向かって行列状態。
あの光景も異常だった。
家族の安否確認をとるにも携帯電話は全くつながらない状態。
auガラケーとiPhoneから交互にかけていたが全くダメだった。
iPhoneのviberは繋がりが良かったので、iPhone所有の知人には
すぐ連絡はとれた。
電話回線はダメな状態だったけれど、ネット環境に打撃が無かったのには助かった。
twitterをやっている知人は安否確認もすぐとれたし。
それから普段はバカにしていたガラケーのワンセグは意外にも情報収集能力が高い事も分かったな。
一方向電波受信型のデバイスは災害時には強い。
ようやく家族と直接電話がつながったのは23時頃。
両親もそれなりの年なので、どこかで野宿状態にならずに、何とか帰宅できていたとの事だったので良かった。
宮城では津波の被害がすさまじい状態だったらしい。
震度7でも建物の崩壊被害が少ないのは日本の建築技術のなせる業であり、
とても心強い限りだけれど、地震の本当の恐怖はその後の火事や津波による所なんだなと
思い知らされた。
地震から一夜明けて15時。
余震が続く状態だけれど、まだ気が抜けない。
Comments are closed.